Medical Illustration

2020年頃より、個人事業主としてメディカルイラストレーション制作事業を開始いたしました。主に形成外科領域の医学書、医療機器パンフレット、論文のメディカルイラストレーションを制作してきました。

制作を続ける中で、医師が描くメディカルイラストレーションの需要が高いことがわかってきました。メディカルイラストレーションにおいて、ただ【綺麗で上手なイラストレーション】だけでは顧客（≒医療関係者）ニーズを満たせないことが多々あります。その原因として、以下のことが必要であるからと考えられます。

• 解剖学的な位置関係や複雑なレイヤー構造の理解
• 手術写真等の題材から正確な情報を読み取る洞察力
• 見たまま全てを描くのではなく、【顧客がイラストレーションを通して伝えたいこと】を理解して、描く構造物を取捨選択すること

上記の条件を考慮すると、医師のメディカルイラストレーターが適任であることがわかります。しかしながら、医師のメディカルイラストレーターは非常に希少かつ、本業が医師である以上制作に多大な時間を費やすことは現実的ではありません。

私個人のメディカルイラストレーション制作事業はもちろん継続いたしますが、どうしても納期が遅くなってしまうことがあります。

そこで、今後のメディカルイラストレーション制作について2通りの制作アプローチを行うことにいたしました。プランAとして従来通り全ての制作過程を神谷が行います。一方でプランBとして、神谷が監修し、スタッフのイラストレーター（非医療者）が制作を行います。プランBではプランAよりも安価にメディカルイラストレーションの提供が可能です。